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トレーナーとして、本当にやりたいことは何なのか(森 拓郎)

Writer:森 拓郎(もり たくろう)
2009/06/07


 私は、この度2009年6月より、個人の加圧トレーニングスタジオをオープンすることになりました。

ありがたいことに、同業者の方々には、応援の言葉をたくさん頂いております。

 

 私は元々大学卒業後、地元の自動車ディーラーで販売営業をしていました。

それなりの成績を修め、とくに問題のない日々を過ごしていましたが、

ある月、県内トップの数字を出した時に「何か違うな」と感じたのがきっかけでした。

自分とお客様が接することで、お客様に幸せを与えられるということは、

自動車ディーラーの時も、フィットネスクラブで働いていた時も、今も同じことです。

 

 ただ、その与え方という方法の違いが大きかったのではと思います。

会社に属するということは、そこの方針に従うということでもあります。

ディーラーの時は、そもそも車がそんなに好きではなかったこともありますが、

売っても売っても数字主義、保険や関連商品などのノルマに毎月追われていました。

それゆえ、お客様がお金にみえてきたり、台数のためにご希望でない車を勧めて無理矢理売るということもあったと思います。

きっとそれが不満だったのでしょう。

 

 フィットネスクラブで、やりたかったトレーナーの仕事をするようになってからも、結局は同じで、 クラブの方針やルールなどのために、自分のやりたいことを制限されるというところに不満を感じ、 ずっとこのままでいいのかと思っていた時の決断でした。

 フィットネスクラブとパーソナルトレーナーの契約は、個人スタジオを持つリスクと比べると本当に 条件がよく、お客様を得る大変ささえなんとかすれば、実動効率のとてもよい仕事になります。

 しかし、見られる人数に限界がきたり、資本である自分自身の身体の問題や、 クラブ側との契約条件の悪化など、心配になることはたくさんあるのではないでしょうか。

個人事業主とはいえ、本当に独立した立場ではないと感じる方は多いはずです。

 

 私達と同じような職種で、美容師や整体、エステなどのサロンがあります。

これらの職種は、やはり最終的に自分の店を持つというのが主流ではないでしょうか。

パーソナルトレーニングという商品の認知度はまだまだ低く、 そういった独立型の個人店を持つリスクはとても高いですが、 そうだからこそやりがいのあるものであると思うし、今後は先の業種のようなことになっていくことが予想されます。

 このままクラブの意向に全てをまかせていれば、この不景気で契約の悪化も考えられます。 また、会員数が増加しない反面、トレーナーが増えているという供給過多の状態にもなり始めています。

 

その中で勝ち抜いていくことと、クラブという生簀の中から出て広い海で仕事をするのとでは、 私は後者を選びたいと思いました。

 

その方が、このトレーナーの仕事をするきっかけになった、より自分のしたいことに近づけると思ったからです。